【未来】2050年の社会～時空を超えて高校生の進路を考える～
の続きです。
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他にも、人口減少、海洋汚染、職業格差、感染症などがある。

これらの問題は国境を越えた、「人類」の問題。

人類の弱い部分を攻めてくる。

現実世界を、「フィジカル空間」と呼ぶ。

フィジカルとは、身体的、肉体的、物理的、物質的、の意。

通信制高校生が初めて学ぶサイバネティック・アバター

「フィジカル空間」に対するは「サイバー空間」。

サイバーとは、電脳、インターネット空間、仮想空間、の意。

現実世界のあらゆる問題から離れ、

サイバー空間でできることはいろいろあると考えられる。

コンサート、スポーツ観戦、テーマパークなど、現実世界のような臨場感が、サイバー空間で再現できる未来はいずれくる。

そのときにリアルな自分の体に代わって活躍してくれるのが「アバター」。

正確には「サイバネティック・アバター」という。

自分自身が、自分自身の体の束縛から解放されますから、長距離移動せず、時間に縛られず、これまではできなかった豊かな体験ができるようになるはずだ。

さあ、いよいよ始めるときだ。

未来の世界と、自分自身の進路を重ねて考える。

ガラケーがあっという間にスマホに変わったように、

現実世界だけで生きている我々は、サイバー空間と行き来する未来を迎える。

まだまだ教育現場で語られることはないが、日本政府のムーンショットという計画に入っている。

何も新しい考えでも突拍子（とっぴょうし）なアイディアでもない。

フィジカル空間とサイバー空間を自由自在に行き来するようになれば、

新しい世界観が生まれ、どちらの世界にもプラスになることが期待できるだろう。


※「サイバネティック・アバター」（Cybernetic Avatar）
仮想空間にある自分の分身（アバター）を動かすことで、現実の世界に価値を創り出す技術。
遠隔作業や複数の作業を同時に行うことを可能にし、労働力不足の解消や極限環境での作業が進む。
さらには、障がい者の業務領域を拡大したり、スキル訓練を行ったりするなど、さまざまな分野での応用が期待される。



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