崎山です、こんにちは。
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小学生なら

「学校は友だちと遊んだり勉強するところ」

と答えるだろう。

児童ひとりひとり、学校で過ごす目的はいろいろあるだろうと思う。

小学生も半ばになれば、自分の意見だけじゃなくて、自己以外の、他者の意図も考えられるだろう。

そして高学年になれば、法律や憲法を学ぶ。

学校がなんのためにあるか、法律で定められていることを察知するが、くわしい内容は知らないだろう。

これを知る中高生は、自分が本当に自由か、なにに束縛されているか、法律から考えることもできる。



「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」（教育基本法第1条）



この法律を読んで、誰にでも言いたくなることの１つくらいあるんじゃないかと思う。

まあ、表面的にみても、３つくらいはちょっと考え込むことになる。


「学校は、人格の完成を目指している場になっているか」

「平和的で民主的な社会の形成者ばかりの国が実現しているか」

「国民は心身ともに健康か」


いろいろと考えるみると、100点満点で高得点を差し上げるわけにはいかないように思う。

ちなみに、この教育基本法は、学校教育はもちろんだが、生徒・学生・社会人など全国民を想定している。

だから、もし学校の現状に不満がある場合は、その理由をこう説明することができる。

（例）

「私は人格形成を目指したいが、学校にいると人格が崩壊に向かっているので、とても不満」

「私は社会の形成者として、平和的で民主的でありたいが、学校は一方的に要求、命令するから、とても不満」

「私は心身ともに健康でありたいが、学校にいると神経も精神も病む場になっている可能性があるから、とても不満」


本当に賢い人は、法律を暗記している人ではなく、

法律で明記されているような現状になっているかを考える人だ。

法律をないがしろにしている人をちゃんと批判できる人だ。

学校や制度に強い不満がある人は、学校に行くことを拒否する理由として、

教育基本法第１条とあまりにちがう現実のせいにしてよい。するべきだ。

それは言い訳や逃げ、文句や不平不満ではない。

間違ったことをちゃんと批判できることは、教養がある人の使命だ。

間違っても、自分を責めたり、劣等感を抱くなどしてはならない。




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