崎山です、こんにちは。
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「受験勉強したほうがいいのかなあ」

「卒業したらどうしよう」

高校２年生の秋冬あるある。

進路をどうするか考えることは、

「自分の人生をどうするか」について考えることと同じ。

だから、簡単に答えが見つからないのも当然。



考えることが面倒だ、という人は、ただみんなに合わせる。

みんなが大学に行くから。

みんなが受験勉強はじめたから。

自分の意思なんかいっさいない。

何も考えなくても、自分の価値観なんかなくても、

みんなの価値観にあわせて生きていくこともできる。

流行の後を追うみたいな感じで。

「みんな」の典型的な価値観は、いい大学、いい会社だ。

毎朝の満員電車の通勤、出世競争、異動、転勤、ノルマ、定年、といったことを40年ほど我慢さえすれば、

住宅ローンという借金で家が帰る。かもしれない。というレールが今もかろうじてある。

ただ現状は人生80年をモデルにしているので、年金の少なさに嘆くことになる。

サラリーマンを定年退職した後も働くことになるだろう。

それでも覚悟をもって、みんなの価値観に合わせる覚悟がある人はトップ大学の受験に成功するべきだ。

いい大学、いい会社、のレールを受け継ぎたい人は、大学受験でかなり成功しないといけない。

都内の私立大学の二番手に位置するようなグループの大学生たちは、就職でいい思いをしていない。

トップの大学の、優秀な学生に選択肢はある。

あとはシャンパンタワーのように、上からこぼれていく熾烈（しれつ）な競争だ。

大学１年生でインターンをし、内定をもらう人が普通にいる時代だ。

レールを歩む以上、大学受験にヒーヒー言っているレベルの人は論外、

大学入学後にガクチカを開始しなければならない。

（※ガクチカ＝学生時代に力を入れたこと）

残念なことに、わが国には、いい大学、いい会社は平成の時代にほぼ消滅している。

いい大学、いい会社の多くはアメリカに集まり、アメリカから生まれている。

残念ながら日本からはこれといった新しい産業は生まれていない。

いい大学、いい会社というレールは昭和、平成の時代の価値観が過去の遺物になってきた。

高校生は、新しい時代の、新しい生き方・働き方を生み出していく必要がある。

ここからは、いい大学、いい会社、のレールじゃない、新しい時代のライフスタイルを思い描く方法を４回に分けて考えたい。

これから書くことは、未来の社会に適応できるように自分を合わせていくことだ。

過去のレールに合わせたい人、

未来に適応することを拒否する人には、

まったく刺さらない、むしろ否定されたような気になるかもしれない。

しかし、私個人の意見だけではなく、日本政府の将来ビジョンを押さえる。

未来をリードする使命をもつ日本政府、科学者、実業家、政治家、哲学者の読みを参考する。

もちろん未来通りになるかどうかはわからないが、未来を描くということはそういうことだ。

そのときに生じたインパクトに応じて、修正を加え、ときに大胆に変更してビジョンは描かれる。

30年前からはじまったインターネットの出現、

15年前から普及がはじまったスマートフォン、

２年前に解放されたAIで、未来予想は大きな修正があった。

これからシリーズで２０５０年の社会について書く。

通信制高校生が進路を考える上での参考になることを目標とするが、

そのためには高校生の試行錯誤が必要となる。

試行錯誤は答えの見えない思考訓練だが、試行錯誤した経験者でなければ見えない景色がある。

付き合っていただければ、「みんな」とは異なる価値観を先取りすることができるだろう。




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