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原宿表参道シティーキャンパス(東京

「芸能活動」「働きながら勉強」個性的を生かす高校生キャンパス

2025.03.10 進路指導室

c 【未来】を想定することがどれだけ重要だったかを学んだ大震災                           東京 原宿 表参道 池袋サンシャイン 通信制高校 サポート校

イラスト・池田マキ(在校生)
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私は池袋サンシャインキャンパスがあるビル9階の事務所にいました。

「見学者は3時ですよね。ミーティングルーム確認しときます」

3階の教室にいたスタッフからの内線連絡を切った直後にきた。

「ミシッ」

ビルの床がきしむ音。

ん?と思った直後に床下から突き上げられ、上下左右に振らされる。

「うあ、まじか」

「ぎやああああああ」

「ちょっと、ふざけんな」

「なんだこれ、なんなんだ」

下の階から他社社員の悲鳴や意味不明の叫び声が聞こえる。

私はシティーキャンパスおよび9階フロアの責任者として指示しなければならない。

「落ち着いてください。階段で1階へ降りてください。至急降りてください」

9階フロアはたまたま人が少なく、

シティーキャンパスの関係者は私ともう一人だった。

2011年当時、まだスマホは普及していなかった。

地震の被害や情報はまったくわからない。

下の8階で悲鳴を上げてるおばさんがいて、

「早く1階へ降りて」怒鳴り口調になってしまった。

「8階はあなただけですか」と尋ねると、

「他の人は降りていきました」という。

こんな風に見捨てられる人もいるのかと思ったが、

このおばさんを連れていくようスタッフに指示し、

念のため8階のフロアを回って「誰かいますか」と叫んだ。

7階と6階を確認したが、もう避難しているようだった。

自分も避難しようと下へ降りた。

3階で階段が渋滞していたが、無事に外へ出た。

出るとサンシャイン通り、路上に大勢の人が避難していた。

誰かが叫ぶ。

「サンシャイン60が揺れてるぞ」

左右に大きく揺れている。

まさか、サンシャイン60が倒れるのか。

倒れるとしたらこの場所ではない。

食料の確保だと考え、スタッフと食品集めをした。

コンビニは棚がくずれていたが営業していた。

とりあえず食べ物と水をカゴに入れ、何を買ったか覚えてないが、袋いっぱい二人で両手にもって出た。

直後、コンビニに人が殺到した。

あと数分遅かったら、食料は買えなかった。

キャンパスに戻るため大きな袋をもったまま9階まで階段を登った。

事務所の棚はくずれていた。

ただ、他は特に被害はなかった。

携帯電話はつながらなかった。

固定電話もつながらない。

シティーキャンパスのスタッフは全員無事だったが、

家族と連絡がとれなかったのが心配だった。

それは皆いっしょだ。

「公衆電話ならかかるかもしれない」

スタッフの一人がそういうと、階段を下りて行った。

池袋の様子をみてきてくれた。

公衆電話は大行列、

コンビニの棚はカラっぽ、

サンシャイン60は倒れていないこと、

池袋駅の鉄道が全線ストップで復旧の見通しがないことがわかった。

駅は絶望する人であふれかえっていた。

スタッフに埼玉県境にある板橋区へ歩いて帰るよう指示した。

都心から地方へ向かう道路が大渋滞することが予想できたからだ。

予想通り、都心で働く多くの人々が、夜間に徒歩の帰宅を余儀なくされた。

18時頃、来客があった。

「15時に入学相談にきた者です」

高校2年生の女子だった。

千葉県から来たそうで、とても帰れそうにない。

今日は泊まっていくつもりでいるよう話した。

すると、彼女の友だちも合流してきた。

家族と連絡がとれなくて不安だったと思うが、二人で気丈にふるまっていた。

また来客があった。

数年前に卒業した生徒の父上だった。

行き場所がないので部下2人と居させて欲しいということだった。

家は茨城県。快く受け入れた。

3階の広いロビーで来客は過ごしてもらうことにした。

幸い、電気は止まらなかった。

水道もトイレも問題なかったのが幸いだった。

食料も飲料水もある。

夜、9階の税理士の先生が戻ってきて、テレビを見せてくれた。

津波の映像に言葉を失う。

そして翌朝を迎えた。

電話もインターネットも通じ、家族の無事は確認できた。

鉄道も徐々に動き出したということで、来客は帰っていった。

Twitterでは、行方不明者情報を求める人のツイートであふれていた。

5000人近いフォロワーがいたので、

行方不明者情報はせっせとリツイートした。

東京は東北地方ほどの被害はなかったが、都市ならではの機能障害はあった。

通信が止まる。連絡がつかない。

鉄道が止まる。帰れない。

水道が止まる。トイレと風呂が使えない。

電気が止まる。料理できない。寒い。暗い。

水や食料が店先からなくなる。

ビルの上から看板や欠片(かけら)が落ちてくる。

臨海部では液状化現象になる。

都市機能がいつ回復するか、先が見えない。

いつ余震がくるのか、不安が消えない。

へんな噂も出回る。

・富士山が噴火する

・放射能の雨が降る

・外国人の強盗が急増する

放射能に関するデマは多かった。

被害は地震の揺れより、津波の発生と原発事故の災害が注目された。

電力会社も自民党も「想定外」と弁明した。

原子力発電所は絶対に安全なはずだった。

しかし、取り返しのつかない事故を起こした。

以後、「想定外」を想定することの重要さを日本人は学んだはずである。

シティーキャンパスも、生徒の進路について、

想定外を想定することの重要性を改めて考えなおすことになった。



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