【未来】2050年の社会～時空を超えて高校生の進路を考える～
の続きです。
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未来は不確実だ。

だから未来の予想をすることにどれだけ意味があるかはわからない。

未来を予想することはムダだ。

金融の専門家を自称する人たちが2025年の景気を予想するが、

結果は占いや競馬の予想と同じレベルだ。

だから、他人が予想した未来をそのまま額面通りに受け取るのは得策ではない。

高校生の半数が考える未来予想は、せいぜい大学受験だろう。

その未来予想は、なんとなくぼんやりした空想であることが多い。

空想だから予想通りにならないことが多い。

必ず合格点をとる「計画」だ。

計画は計画通りにいかないのも十分に理解したうえで、

計画通りにいかない原因を把握しておくことが不可欠だ。

計画が単なる空想では意味がない。

現実的でなければならない。

現実的であるためには、うまくいかないことを想定することだ。

受験勉強を妨げるもので、誰にでもあてはまるものはなにか。

①スマホなど勉強以外の誘惑

②勉強にとりかかるまでのストレス

③勉強量（集中力・持続時間）

の３つだろう。

この問題が生じたとき、生じそうなとき、対策がなければ計画は台無しだ。

受験生として恥ずかしいくらいの意志の弱さが目の前に立ちはだかる。

未来予想とは、まさにこういったリスクマネジメント（危機管理）をいう。

リスクマネジメントがある計画と、ない計画は天と地の開きがある。

高校生にお奨めの計画テンプレートを用意した。

90日計画だ。

今日は12月31日なので、90日後は3月31日だ。

中学３年生なら、義務教育が終わる日で、高校生なら明日から進級という日だ。

90日後の未来を予想してみる。

目標は具体的でなければならない。

数字で表すことだ。

例えば「共通テストの数学Ⅰで100点をとる」。

受験は点数を競うゲームだから、点数を目標にしていい。

問題集のページ数でもいい。

90日後の予想をしたら、うまくいかない要因を考える。

さきの３つ以外になにかあるだろうか。

あるに違いない。

体調不良、誘い、などだろうか。

とにかく想像しうる計画を邪魔するものを考え、

そのときどうするかも想定しておく。

中高生に１年後はかなり遠い未来だ。

１年後の目標はなかなか想像しにくいかもしれない。

90日はそこそこ実感がもてる未来といえるだろう。

2024年の大みそかにその計画を立て始めたら2025年はきっといいスタートになる。

計画を立ててから実行するのではない。

受験なら、英語など必修科目の勉強を実行しながら計画を立てて、修正し、再実行する。

ここまで読んた人なら、90日後の未来が現実になる成功体験ができるだろう。

続きは年をまたいで2025年1月1日。



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