イラスト：talzaki.（シティーキャンパス生徒）
「高校生は何のために勉強するか」に関するあれこれ（上）からの続き
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点数のためじゃない勉強の価値

では高校生の勉強の目的３つ目です。


①定期試験や検定で点数をとるために勉強する

②大学入試で点数をとるために勉強する

③その他

はい、３つ目はその他でした。




定期試験の勉強、大学受験の勉強、

そしてこの、「その他」について思い浮かぶ高校生は少ないと思います。

「好きで勉強する」。

これが３つ目です。

試験で点をとるためでない、

人から褒められたいからでもない、

自分が好きで、ただただ面白いと思ってやる勉強です。



子どもが昆虫や植物や鉄道の名前を勝手に覚えるように、

体育の授業じゃないのにスポーツに夢中になったり、

音楽の授業じゃないのに楽器を弾いたり読譜をしたり、

技術の授業じゃないのにパソコンを自作したり、

ダンスをしたり、絵を描いたり、化粧品を研究したり、調理をしたり、

まあまあいろいろなことを好き好んでやることってあるじゃないですか。

これこそが、本当の学びだと思うんです。

もちろん、学校の勉強そのものを楽しんでやる人だっているわけです。

このような、さまざまなことを独自に好き勝手に勉強するような人は、

点数なんかつけられることは嫌いなことが多い。

例えばギターが得意な人は、音楽の成績なんかどうでもいい。

自分が音楽を愛していることは確かな事実であり、

大人がどんな点数をつけようが、どうでもいい。

しかし音楽を心から愛する有能なミュージシャンだったりする。

そういう点数のためじゃない勉強のしかたこそ価値ある学びです。

人の才能や自信、わかりあえる仲間、生き生きとした好奇心に恵まれます。

点をとるための勉強とは目的が異なるのです。

勉強とは本来、自分が学ばずにはいられないことに我を忘れることではないでしょうか。

もしかしたら学校では全く評価されないかもしれない。

しかし、そんなことはどうでもいい、自分がただやりたいだけ。

そういう学びができる人たちは、どうか自信をもっていただきたいのです。

たとえ、学校で評価されないとしても、

本当の勉強がちゃんとできる、すばらしい青春だと断言できます。

そういう人たちが集まるようなことを目的としてシティーキャンパスは存在しています。

夢中になってやる人は間違いなく優秀な生徒

「中学の欠席が多いし、勉強も苦手なんですが大丈夫ですか」

通信制高校で単位をとるために必要なことを一通り説明するんですが、

それじゃ中学生が本当に聞きたいことには答えていませんよね。

だから、本音で言いますから、聞いてくださいね。



あなたは一生懸命にダンスをやってきたでしょう。

夜遅くなることも多かったに違いありません。

中学校を休むのもやむをえないと私は考えます。

中学生のあなたを、私は「優秀な生徒」だと思っています。

うそじゃないんです。

理由は、本当に学びたいことがちゃんとあって、

点数のためじゃなく、だれかに褒められるためというのでもなく、

ただただダンスがしたい、

只管（ひたすら）ダンスがある場で自分を磨いていたい、

そういうことですよね。

あなたはとても立派な学習者です。

ダンスだけで単位や点数をあげるわけにはいきませんが、

あなたも点数なんかつけて欲しくないでしょう。

それはあなたの純粋な思いを汚すことになりますからね。

信じてください。

これまで、東京大学や医学部の生徒を見てきた崎山が言うのだから本当です。

あなたは優秀な生徒です。

忘れないでください。

優秀な生徒としてふるまってください。

あなたの生き方を尊敬します。

できる限り、その純粋な思いをいつまでも残して欲しいのです。

あなたはすでに人を惹きつけるプロフェッショナルの資質があります。

ぜひ、シティーキャンパスに来てください。

あなたのような人が先輩にも同期にもわりといます。

きっとわかりあえるいい友人になれるでしょう。

12月1日から出願が始まります。

本当によくシティーキャンパスを見つけてくれましたね。

ありがとう。

心から歓迎します。



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