もしかしたら、2025年はeスポーツ支援が国として本格的に始まる年として記憶されるようになるかもしれません。

現在、国会で審議されている令和7年のスポーツ庁の予算案(p.14)で、（新規） eスポーツ選手に対する医・科学支援に関する実証研究が始まります。その次の年には、eスポーツ支援手法の開発が続く予定です。

その背景として、
「国際オリンピック委員会（IOC）がオリンピズムの理念のもと推進しているeスポーツについて、我が国も他国に後れを取らないよう早急な対応が求められている」認識のもとに、国際競技力向上を目指したeスポーツ選手の支援手法の開発、実証を進める、との目標が掲げられています。

こうした手法が確立されていくにつれて、各地域コミュニティや学びの場でのeスポーツへの取り組みも増えていくのではないでしょうか。

いよいよ、デジタルはアナログの垣根を超えて、ゲームプレイヤーが活躍できる裾野が広がってきていると感じています。
教育やヘルスケア分野などリアルな領域でのゲーム活用はまだ始まったばかりですが、その二分野に限らず、例えば、生成AIなどの新しい話題との繋がりで、ゲームプレイがAIとの協働に役立つのでは?といったことも考えられるかもしれませんし、ダイバーシティ・多様な働き方を進めていくといった文脈でも、ゲーム空間を介して仕事をするスタイルなどもより一般的になっていくかもしれません。

ゲームコミュニティで活躍するスタイルを確立する、ここから得られる学びは、予想を超えて広がっていきそうです。

兆しの感じられる今年に、学びのチャレンジを新しく考えてみるのも良いかもしれませんね！