昨年、ポケモンカードの全国大会で3位になり、今回8月16日～18日にかけて行われた世界大会のポケモンワールドチャンピオンシップスにて世界TOP４６位日本人ではトップ１０入りを果たした高橋意織（いおり）君（18歳）。
彼には中学受験後に不登校になった過去がある。一体、どのようにして立ち直りポケモンカードの道を極めたのかこの機会を多くの方に知ってもらいたいと考え取材イベントを開催します。

その姿は全世界に配信された。

ポケモンワールドチャンピオンシップスとは？

世界中からポケモンカードゲームのプレイヤーが集まって、世界一を目指してバトルする世界大会で
年間を通して開催される大会で、好成績を収めたプレイヤーが出場権を得ることができる。
ポケモンカードプレイヤーの人口（登録者数）は700万人といわれており、ポケモンワールドチャンピオンシップスに出場するための権利を獲得するのは狭き門である。

第一志望の私立中高一貫にトップ合格するも1年間不登校に

髙橋君は受験の成績は優秀で特待生となり、入学式では新入生代表のあいさつもした。
しかし、髙橋君は入学後、勉強はおろか宿題すらせず、成績はどんどん下がり、先生や両親から怒られるだけでなく、学校では仲の良い友達もできず、孤立していたという。
学校に行っても楽しくなくお腹が痛いと言って休むようになり、中1の秋にはまったく行かなった。

認定NPO法人高卒支援会に所属

髙橋君は不登校から立ち直るために認定NPO法人「高卒支援会」に所属することになる。
不登校や引きこもりの支援をしながら、通信制高校のサポート校として高校卒業を支援している団体だ。髙橋君は初めはイヤホンをしてコミュニケーションを満足に取ることが出来ない状況で、高卒支援会で行われる年に1度イベントを企画する機会がまわってきた。会場の予約など、すべて自分1人で大人相手にやらなければならない。コミュニケーション力や調整能力を育む絶好の機会だ。
髙橋君は釣りイベントの企画をして、みんなに楽しんでもらえたことがうれしかったそうだ。
「釣り堀でみんな鯉が釣れるのに、僕だけザリガニしか釣れなかったのが思い出に残っていますね」（髙橋君）
すっかり会になじんで、友達もでき、中3と高1では同会の生徒会長も経験した。

ポケモンカードに運命を感じポケモンカード部に所属

髙橋君がポケモンカードと出会ったのは、高1の6月。高卒支援会の友達に誘われて、5枚入りの1パックを180円で買ったところ、「ディアルガ」というキャラクターの特別カードが出た。収集家のあいだでは、1枚5000円の高値で取引されているものだ。
「運命を感じました。それからポケカに夢中になり、毎日やるようになりました」（髙橋君）
高卒支援会のポケモンカード部に所属し放課後は毎日対戦した。教室が閉まると、今度は新宿のカード店で常連客とバトルし様々な大会で着実に好成績を収めた。

ポケモンカードチャンピオンズリーグ横浜2022シニア250位

ポケモンカードチャンピオンズリーグ仙台2023シニア20位

ポケモンカードチャンピオンズリーグ京都2023シニア3位 世界大会出場権獲得

ジャパンチャンピオンシップス2024 シニア47位

2024年8月世界大会WCS TOP46位 日本人10位(112人中)

大学のポケモンカードサークルに入るために大学受験に向けて取り組む

ジャパンチャンピオンシップスはホノルルで行われ海外の人たちと戦うため英語の勉強をした。
大会がスタートする前に英語検定の勉強をし無事2級を取得し、現在は大学のポケモンカードサークルに入るために受験勉強に取り組んでいる。不登校から完全に立ち直った髙橋君のこれからの活躍に期待したい。

髙橋君の取材受付中

不登校から立ち直る方法は一つではない。
髙橋君のように何か熱中するものを見つけて不登校から立ち直る子は必ずいる。
髙橋君がどのようにして不登校から立ち直りポケモンカードの道を極めたのかこの機会を多くの方に知ってもらいたいと考え取材イベントを開催中です。

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