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認定NPO法人高卒支援会運営
2024.07.14 お知らせ
引きこもりは平均4年!ひきこもりと不登校
こんにちはスタッフの根本です。
皆さんは、ひきこもりの平均年数をご存じでしょうか?
なんと平均4年と言われています。
今回は、不登校からひきこもりになり得る恐ろしさと、不登校の改善の大切さを知っていただければと思います。
今回、このお話を書こうとしたきっかけがあります。
実は、当会ではここ最近、成人済みのひきこもりのご相談をいただいております。
対象者が20歳から始まり、40歳近くの方もいらっしゃいます。昨年度は50歳という方もいらっしゃいました。
相談できる機関がなく10年以上もひきこもっているので助けて欲しいという悲痛な声ですが、残念ながら当会では、基本的に成人までの子を対象とした支援を行っているので、それ以上の年齢の方の支援というのはお引き受けできません。
お話を聞いていると、中学生・高校生・大学生で不登校やひきこもりがきっかけで学校を中退しずっとひきこもっているというものが多いです。
現在、不登校やひきこもりになってしまっている未成年の子どもたちには成人後も長期ひきこもりにならないように早いうちから解決・予防をして頂くしかありません。
厚生労働省のひきこもりの調査ではひきこもりの開始年齢の結果を見ると、1~3年未満が最も多いのですが、10年以上経過も多くなっています。その平均が4年ということで一貫して中学生から 20 代のひきこもり好発期における予防的対応の重要性が伺えるデータとなっております。
ひきこもりにも違いがあり、特定の病気や障害ではなく、ひきこもっている「状態」を指す言葉を「社会的引きこもり」と言います。
厚生労働省の定義を参考にすると、自宅にひきこもって学校や仕事に行かずに、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヵ月以上続いている状態を指します。「社会的ひきこもり」であるかどうかという定義や基準にあまりこだわらず、本人や家族が何かしら困っていたり不安を抱えているのであれば支援が必要な状態であると考えてください。
さまざまな要因が重なっていることがほとんどです。原因が特定できない場合もあります。
「社会的ひきこもり」のきっかけは明確な人もあれば、はっきりしない場合もあります。相談に来られる保護者の方が思い当たるきっかけとしては、「いじめや人間関係のトラブル」「無気力による不登校」「進路選択の失敗に関すること」が多いです。
ひきこもりはどんな家庭でも発生し得る状態です。誰が悪かったのかと「犯人探し」をしても意味がありません。
そのときそのときには最善をつくして育てたつもりでも、子どもが長期にわたりひきこもると、家族は自分たちがその原因なのではないかと自分を責めたり、将来への不安や悲観、絶望感を感じていることがしばしばです。
しかし、過保護や放任などの親の育て方や過去の家庭環境などに原因を求める考え方は、多くの場合問題の解決にはあまり役に立ちません。
先述したように、実際にはさまざまな要因が重なって「社会的ひきこもり」になっている場合が多いからです。
したがって、「学校が配慮してくれない」「先生が悪い」「父親が悪い」「母親が悪い」等、責任を押しつけることも、適切ではありません。
原因の「犯人探し」よりも、むしろこれから本人のどういう点を伸ばしていくのか、どのようにしてひきこもりをを脱するように導いていくか考えていくことの方がむしろ効果的です。
保護者は、毎日、子どもの行動を目を皿のようにして見守っていることも多く、ちょっとした子どもの変化に一喜一憂してしまいがちです。
保護者の皆さんには一喜一憂しないように伝えていますが、いざ立ち直った後にまたひきこもってしまうと落ち込んでしまうものです。
そのような緊張した毎日に疲れ果てたとしても不思議ではありません。そうすると、子どもをサポートするどころではなくなってしまいます。
こうした家族の落ち込んだ状態や疲弊を軽減するには、自分の時間(お仕事に集中するなどでも可)をしっかりと過ごしていただくことや相談することが大切です。
相談機関が家族にとって唯一本音を話せる場であることもしばしばです。
また、持って行き場のない親の気持ちを、安心して話せる人や場所、家族が自分たちの経験や思いを共有でき、孤立感を和らげられるような場所を見つけることも大切です。ピアサポーター会ではそういった場所にしていただきたいと思っております。
皆さんは、ひきこもりの平均年数をご存じでしょうか?
なんと平均4年と言われています。
今回は、不登校からひきこもりになり得る恐ろしさと、不登校の改善の大切さを知っていただければと思います。
今回、このお話を書こうとしたきっかけがあります。
実は、当会ではここ最近、成人済みのひきこもりのご相談をいただいております。
対象者が20歳から始まり、40歳近くの方もいらっしゃいます。昨年度は50歳という方もいらっしゃいました。
相談できる機関がなく10年以上もひきこもっているので助けて欲しいという悲痛な声ですが、残念ながら当会では、基本的に成人までの子を対象とした支援を行っているので、それ以上の年齢の方の支援というのはお引き受けできません。
お話を聞いていると、中学生・高校生・大学生で不登校やひきこもりがきっかけで学校を中退しずっとひきこもっているというものが多いです。
現在、不登校やひきこもりになってしまっている未成年の子どもたちには成人後も長期ひきこもりにならないように早いうちから解決・予防をして頂くしかありません。
ひきこもりの平均年数
厚生労働省のひきこもりの調査ではひきこもりの開始年齢の結果を見ると、1~3年未満が最も多いのですが、10年以上経過も多くなっています。その平均が4年ということで一貫して中学生から 20 代のひきこもり好発期における予防的対応の重要性が伺えるデータとなっております。
ひきこもりにも違いがあり、特定の病気や障害ではなく、ひきこもっている「状態」を指す言葉を「社会的引きこもり」と言います。
厚生労働省の定義を参考にすると、自宅にひきこもって学校や仕事に行かずに、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヵ月以上続いている状態を指します。「社会的ひきこもり」であるかどうかという定義や基準にあまりこだわらず、本人や家族が何かしら困っていたり不安を抱えているのであれば支援が必要な状態であると考えてください。
「社会的ひきこもり」ってどうしてなるの?
さまざまな要因が重なっていることがほとんどです。原因が特定できない場合もあります。
「社会的ひきこもり」のきっかけは明確な人もあれば、はっきりしない場合もあります。相談に来られる保護者の方が思い当たるきっかけとしては、「いじめや人間関係のトラブル」「無気力による不登校」「進路選択の失敗に関すること」が多いです。
ひきこもりはどんな家庭でも発生し得る状態です。誰が悪かったのかと「犯人探し」をしても意味がありません。
そのときそのときには最善をつくして育てたつもりでも、子どもが長期にわたりひきこもると、家族は自分たちがその原因なのではないかと自分を責めたり、将来への不安や悲観、絶望感を感じていることがしばしばです。
しかし、過保護や放任などの親の育て方や過去の家庭環境などに原因を求める考え方は、多くの場合問題の解決にはあまり役に立ちません。
先述したように、実際にはさまざまな要因が重なって「社会的ひきこもり」になっている場合が多いからです。
したがって、「学校が配慮してくれない」「先生が悪い」「父親が悪い」「母親が悪い」等、責任を押しつけることも、適切ではありません。
原因の「犯人探し」よりも、むしろこれから本人のどういう点を伸ばしていくのか、どのようにしてひきこもりをを脱するように導いていくか考えていくことの方がむしろ効果的です。
保護者にも元気が必要です。
保護者は、毎日、子どもの行動を目を皿のようにして見守っていることも多く、ちょっとした子どもの変化に一喜一憂してしまいがちです。
保護者の皆さんには一喜一憂しないように伝えていますが、いざ立ち直った後にまたひきこもってしまうと落ち込んでしまうものです。
そのような緊張した毎日に疲れ果てたとしても不思議ではありません。そうすると、子どもをサポートするどころではなくなってしまいます。
こうした家族の落ち込んだ状態や疲弊を軽減するには、自分の時間(お仕事に集中するなどでも可)をしっかりと過ごしていただくことや相談することが大切です。
相談機関が家族にとって唯一本音を話せる場であることもしばしばです。
また、持って行き場のない親の気持ちを、安心して話せる人や場所、家族が自分たちの経験や思いを共有でき、孤立感を和らげられるような場所を見つけることも大切です。ピアサポーター会ではそういった場所にしていただきたいと思っております。
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