卒業おめでとう。
君たちは、これで社会人への第一歩を踏み出したのです。
そこで、君たちに今後やっていただきたいことを述べて、式辞としたいと思います。
やっていただきたいことは、次の3点です。
まずは、解らないことがあったらそのままにしないで、解決すること。
これは、今後どのような進路をとっても変わりません。未解決のままだと今後の生活に支障を来す場合があります。（聞くは一時･･･、といいますよね。）
次にやるべき事は、調べたこと、考えたことを発表することです。
発表する先は、仲間でも同僚でも、もしくはSNSでもかまいません。発表をすることで、様々なレスポンスが返ってくると思います。ネットの場合だと批判的なレスポンスが多く返ってくると思いますが、この批判的なレスポンスが実は重要です。批判的なレスポンスとは、すなわち自分の意見、考え方が間違っている可能性があることを表しているからです。そこで熟慮し、新たな意見を発表したらよいのです。
三つ目に、常に新しいことにチャレンジしてみることです。
技術の進歩がめざましい昨今、新しいことにチャレンジをしないと自分の持っている技術が陳腐化します。このことは、自分の価値が下がってしまうことにつながりかねません。チャレンジして、この技術はいる・いらないをジャッジしたらよいのです。
例えば、言語の壁が現在まだ存在しますが、10年後には文書を読む分には翻訳が自動化されていると推察されます。また、30年後には話し言葉でも自動化されるでしょう。このことは、便利な世の中になるというだけでなく、競争相手が増えることも意味します。
このように常日頃努力をしていないといけない時代に突入しますが、君たちはその壁を乗り越えるすべをすでに知っています。そのとおりに実行したらよいのです。
最後になりましたが、皆さんの活躍を期待して、式辞と代えさせていただきます。ありがとうございました。