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2021.12.06 お知らせ
コロナ禍で不登校と自殺が過去最多に│お子さまへの適切な対応をご案内します
2020年度の小中高生の不登校と自殺の数が過去最多になりました。
明らかにコロナ禍の影響が大きいと思われます。
コロナがどのように子どもたちに影響したのでしょうか。
その要因の分析をお届けします。
1. 子どもの自殺数が大幅に増加
2019年度と2020年度を比べると
子供の自殺数は317名から415名に大幅増加
をしました。
小学生・中学生・高校生に分けて見ると
以下の数字になります。
小学生 7名(前年比3名増)
中学生 91名(前年比12名増)
高校生 305名(前年比83名増)
こうして見ると高校生への影響がもっとも顕著
だったと言えます。
1.1 自殺の原因
コロナ禍により、主に3つのネガティブな変化が生じました。
親の在宅勤務などで家庭内のストレスが増えた
学校の休校やイベント中止によるストレス増
PC・スマホを介したネットでのトラブル増加
また、自殺の直接的な要因としては以下のようなことが挙げられます。
家庭不和
友人関係
進路問題
異性問題
精神障害
1.2 対応はTALKの原則
文部科学省の「子どもの自殺予防」のリーフレットで
「TALKの原則」という対応方法が推奨されています。
Tell : 言葉に出して心配していることを伝える
Ask : 「死にたい」という気持ちに対して、率直に尋ねる
Liesten : 絶望的な気持ちを傾聴する
Keep Safe : 安全を確保する
実際には、この原則通りにいかない場合も多いでしょう。
でも少なくとも子どもに対して「気にしているよ」という意思表示を
してあげることが大切です。
その表現方法は人それぞれですですが「気持ち」は伝わります。
決してひとりぼっちにはしないことです。
人は、誰にも気にされないのが一番つらいことですから。
2. 不登校の生徒数が過去最多に
不登校の小中学生は196,127名で過去最多になりました。
8年連続の増加となります。
小中学校で分けると、それぞれ以下の人数となります。
不登校の小学生 63,350人(前年度比18.7%増)
不登校の中学生 132,777人(前年度比3.8%増)
小学生の不登校が特に増えたことが見てとれます。
では、主にどういう要因で不登校が増えたのかを見てみましょう。
2.1 不登校の原因
不登校が増えた主な原因はコロナ禍であることは明らかだと思われます。
大人でさえもステイホームやリモートワークでストレスが増加しました。
子どもへのストレスは大人よりも何倍も大きいと考えるのが自然です。
特に以下の3つが主要因と考えられます。
学校環境の変化
家庭環境の変化
ネットによるストレス
それぞれの内容を以下で更に詳しく見てみましょう。
2.1.1 学校環境の変化
学校はストレスの多い場所になりました。
給食は黙って食べる
運動会や修学旅行の中止
激しい部活動の制限
なんだか楽しみをすべて奪われたようなものですね。
学校に行っても楽しくない。
だから学校に行きたくなくなる…
私が逆の立場でも、そうなりそうです。
2.1.2 家庭環境の変化
親子間でのぶつかりが増えています。
親は在宅勤務で家で過ごし
子どもは学校閉鎖で家で過ごし
本来なら親子のふれあいの時間が増えて良いことのはず。
ところが親は仕事のストレス・子どもは遊べないストレス
どちらにとっても「家が息抜きの場でなくなってしまった」のです。
2.1.3 ネットによるストレス
子どもたちにはオンライン授業が増えたこともストレスの要因です。
オンラインでゲームをするなら匿名で楽しめます。
ところが学校の授業では顔を皆に見られたり、監視されているようにも感じます。
また、実際に会って遊べないことから
ネットで遊ぶことが増えていきます。
その結果、表面的にはいじめの認知件数は減っています。
小学校15,824件(2701件減)
中学校2,686件(523件減)
これは、実際に会う機会が減っているので、リアルではイジメが発生しにくいからです。
しかし全員に配布されたタブレットに悪口を書かれたことが原因
と思われる自殺事件も発生しました。
ネットによる新たな学習機会や交流のチャンスも広がる一方
大人がIT機器やネット環境の適切な使い方を指導しなければ
様々なリスクが高まっていることを認識すべきです。
2.2 お子さまへの対応方法
お子さまと一緒に過ごす時間が増えたのは有り難いことです。
親子の交流が増えるのは、とても幸せなことです。
ただ、以下の3つのポイントに注意しましょう。
家で「怖い上司」のように振る舞わない
親が率先して「自分の楽しみ」を見つける
「負うた子に浅瀬を教わる」
2.2.1 家で「怖い上司」のように振る舞わない
保護者の皆さん
緊張する職場から帰ってきたら家ではくつろぎたいですね。
家にまで「怖い上司」がいたら、いやになりますね。
それと同じです。
お子さんは自分なりのストレスを抱えて戦っています。
それなのに親が怖い上司のようでは息をつくこともできないのです。
コロナ禍を必死に耐えている戦友のように共感をもち、やさしく接しててあげてください。
2.2.2 親が率先して「自分の楽しみ」を見つける
子どもは親の言うとおりにならない、親のするとおりになると言います。
どうぞお子さまにお手本を示してあげてください。
例えば;
お父さんとお母さんが仲がよく
読書や資格取得など向上心があり
音楽やスポーツなど自分の楽しみがある
ハードルが高いでしょうか?
はい、こんな理想の姿でなくて結構です。
ただ「夫婦が仲良く、親子が仲良く」そんな家庭を目指してみませんか?
3. まとめ
2020年度の小中高生の不登校と自殺の数が196,127名で過去最多になりました。
2019年度と2020年度を比べると
子供の自殺数は317名から415名に大幅増加
をしました。
どちらも明らかにコロナ禍の影響が大きいと思われます。
コロナ禍でストレスが増加したのは
以下の3つが主要因と考えられます。
学校環境の変化
家庭環境の変化
ネットによるストレス
お子さまへの対応方法として
以下の3つのポイントに注意しましょう。
家で「怖い上司」のように振る舞わない
親が率先して「自分の楽しみ」を見つける
「負うた子に浅瀬を教わる」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明らかにコロナ禍の影響が大きいと思われます。
コロナがどのように子どもたちに影響したのでしょうか。
その要因の分析をお届けします。
1. 子どもの自殺数が大幅に増加
2019年度と2020年度を比べると
子供の自殺数は317名から415名に大幅増加
をしました。
小学生・中学生・高校生に分けて見ると
以下の数字になります。
小学生 7名(前年比3名増)
中学生 91名(前年比12名増)
高校生 305名(前年比83名増)
こうして見ると高校生への影響がもっとも顕著
だったと言えます。
1.1 自殺の原因
コロナ禍により、主に3つのネガティブな変化が生じました。
親の在宅勤務などで家庭内のストレスが増えた
学校の休校やイベント中止によるストレス増
PC・スマホを介したネットでのトラブル増加
また、自殺の直接的な要因としては以下のようなことが挙げられます。
家庭不和
友人関係
進路問題
異性問題
精神障害
1.2 対応はTALKの原則
文部科学省の「子どもの自殺予防」のリーフレットで
「TALKの原則」という対応方法が推奨されています。
Tell : 言葉に出して心配していることを伝える
Ask : 「死にたい」という気持ちに対して、率直に尋ねる
Liesten : 絶望的な気持ちを傾聴する
Keep Safe : 安全を確保する
実際には、この原則通りにいかない場合も多いでしょう。
でも少なくとも子どもに対して「気にしているよ」という意思表示を
してあげることが大切です。
その表現方法は人それぞれですですが「気持ち」は伝わります。
決してひとりぼっちにはしないことです。
人は、誰にも気にされないのが一番つらいことですから。
2. 不登校の生徒数が過去最多に
不登校の小中学生は196,127名で過去最多になりました。
8年連続の増加となります。
小中学校で分けると、それぞれ以下の人数となります。
不登校の小学生 63,350人(前年度比18.7%増)
不登校の中学生 132,777人(前年度比3.8%増)
小学生の不登校が特に増えたことが見てとれます。
では、主にどういう要因で不登校が増えたのかを見てみましょう。
2.1 不登校の原因
不登校が増えた主な原因はコロナ禍であることは明らかだと思われます。
大人でさえもステイホームやリモートワークでストレスが増加しました。
子どもへのストレスは大人よりも何倍も大きいと考えるのが自然です。
特に以下の3つが主要因と考えられます。
学校環境の変化
家庭環境の変化
ネットによるストレス
それぞれの内容を以下で更に詳しく見てみましょう。
2.1.1 学校環境の変化
学校はストレスの多い場所になりました。
給食は黙って食べる
運動会や修学旅行の中止
激しい部活動の制限
なんだか楽しみをすべて奪われたようなものですね。
学校に行っても楽しくない。
だから学校に行きたくなくなる…
私が逆の立場でも、そうなりそうです。
2.1.2 家庭環境の変化
親子間でのぶつかりが増えています。
親は在宅勤務で家で過ごし
子どもは学校閉鎖で家で過ごし
本来なら親子のふれあいの時間が増えて良いことのはず。
ところが親は仕事のストレス・子どもは遊べないストレス
どちらにとっても「家が息抜きの場でなくなってしまった」のです。
2.1.3 ネットによるストレス
子どもたちにはオンライン授業が増えたこともストレスの要因です。
オンラインでゲームをするなら匿名で楽しめます。
ところが学校の授業では顔を皆に見られたり、監視されているようにも感じます。
また、実際に会って遊べないことから
ネットで遊ぶことが増えていきます。
その結果、表面的にはいじめの認知件数は減っています。
小学校15,824件(2701件減)
中学校2,686件(523件減)
これは、実際に会う機会が減っているので、リアルではイジメが発生しにくいからです。
しかし全員に配布されたタブレットに悪口を書かれたことが原因
と思われる自殺事件も発生しました。
ネットによる新たな学習機会や交流のチャンスも広がる一方
大人がIT機器やネット環境の適切な使い方を指導しなければ
様々なリスクが高まっていることを認識すべきです。
2.2 お子さまへの対応方法
お子さまと一緒に過ごす時間が増えたのは有り難いことです。
親子の交流が増えるのは、とても幸せなことです。
ただ、以下の3つのポイントに注意しましょう。
家で「怖い上司」のように振る舞わない
親が率先して「自分の楽しみ」を見つける
「負うた子に浅瀬を教わる」
2.2.1 家で「怖い上司」のように振る舞わない
保護者の皆さん
緊張する職場から帰ってきたら家ではくつろぎたいですね。
家にまで「怖い上司」がいたら、いやになりますね。
それと同じです。
お子さんは自分なりのストレスを抱えて戦っています。
それなのに親が怖い上司のようでは息をつくこともできないのです。
コロナ禍を必死に耐えている戦友のように共感をもち、やさしく接しててあげてください。
2.2.2 親が率先して「自分の楽しみ」を見つける
子どもは親の言うとおりにならない、親のするとおりになると言います。
どうぞお子さまにお手本を示してあげてください。
例えば;
お父さんとお母さんが仲がよく
読書や資格取得など向上心があり
音楽やスポーツなど自分の楽しみがある
ハードルが高いでしょうか?
はい、こんな理想の姿でなくて結構です。
ただ「夫婦が仲良く、親子が仲良く」そんな家庭を目指してみませんか?
3. まとめ
2020年度の小中高生の不登校と自殺の数が196,127名で過去最多になりました。
2019年度と2020年度を比べると
子供の自殺数は317名から415名に大幅増加
をしました。
どちらも明らかにコロナ禍の影響が大きいと思われます。
コロナ禍でストレスが増加したのは
以下の3つが主要因と考えられます。
学校環境の変化
家庭環境の変化
ネットによるストレス
お子さまへの対応方法として
以下の3つのポイントに注意しましょう。
家で「怖い上司」のように振る舞わない
親が率先して「自分の楽しみ」を見つける
「負うた子に浅瀬を教わる」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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