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2024.06.14 不登校からの立ち直り

起立性調節障害で子どもが不登校 起立性調節障害との付き合い方

みなさんこんにちはスタッフの根本です。
本日は「起立性調節障害で子どもが不登校 起立性調節障害との付き合い方」というテーマでお話を致します。

起立性調節障害で子どもが不登校 起立性調節障害との付き合い方


不登校の原因のひとつに、起立性調節障害(OD)がきっかけになっている子どもたちがいます。
起立性調節障害とは、朝起きれない、元気が出ないなどの若者によくみられる成長過程の病気です。
相談者の割合としては女の子が多く、起立性調節障害の原因は様々ですが、その一つとして自律神経失調があります。
思春期において自律神経の成長が遅れて、血圧、脈拍などの機能の調節がうまくいかなくなり、起立性調節障害が生じると考えられています。

起立後の血液循環の異常によって、立ち続けることに耐えられない(起立不耐性)という症状が現れる病気の総称で、ほぼ同様の意味で使われています。
主に下の図のような症状があります。
この中の複数の症状を合併することも少なくありません。
・立ちくらみ、めまい
・失神
・頭痛
・朝の体調不良
・倦怠感、疲労感
・胃腸の不調
・思考力の低下
真面目で気を遣うタイプの子どもが起立性調節障害になりやすいといわれていますが、これはストレスをため込みやすいという精神的、環境的要素に関連すると考えられます。
注意しなければいけないのは、改善方法は確立しておらず、薬や漢方といった様々なものを服用される方もいらっしゃいますが、中々治らず困っているという方も多いです。
当会ではどのようにして起立性調節障害のサポートをしてきたかお伝えしていきます。

遅い時間からでもいいのでまずは毎日来ることを目標にする


起立性調節障害の問題点は朝の時間から起きられずに登校できないことです。
学校に朝から行けない場合は、当会のサポート校などで午後からでもいいので来ることが出来る時間を設定し毎日来るようにすることです。
いきなり治すことはできません、リハビリが大切です。

課外活動に参加する


友達と遊びに行ったり、旅行に行くときは朝から起きているという経験をした保護者の方も多いと思います。
「本当は学校さぼってるだけなんじゃないの?」と思っている方も多いですが、そういうわけではなく、イベントや好きなモノには朝起きて行けるんです。
それは起立性調節障害がストレスの影響を大きく受けるためです。
起立性調節障害は自律神経系の病気で、自律神経系は心の影響を受けやすいので、ストレスは症状悪化の大きな要因になります。
症状がひどく学校に行けないことを子どもたちは非常につらく感じています。その苦痛を理解し、頑張っていることを評価することがとても重要です。「午後からなら登校できる、行事や部活動なら行ける、遊びになら行ける」まずはそこからスタートしストレスと付き合いながら症状を改善していくようにトレーニングをしていきましょう。

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