東京・大阪・名古屋・福岡・神奈川など全国から入学できる通信制高校なら

学習等支援施設

ホーム学習等支援施設首都圏エリアKG高等学院 水道橋ブログ > 不登校と引きこもりの境目は?

首都圏エリア

KG高等学院 水道橋(東京

新宿エルタワーキャンパス姉妹校

2024.06.01 不登校からの立ち直り

不登校と引きこもりの境目は?

みなさんこんにちはスタッフの根本です。今回は、不登校と引きこもりの境目について述べていきたいと思います。

本人を学校に連れて行けない 保護者へ



毎月1回開催 保護者同士の集まり ピアサポーター会


学校というのは、子どもたちにとって成長の場であり、日常生活の大部分を占める場所です。
その学校という環境下で、不登校や引きこもりになってしまう、また、学校側との関係がスムーズにいかないと、子どもだけでなく保護者の皆様も大変な不安を感じることでしょう。
当会でも多くの方が、不登校になり、学校側との連携が上手くいかず、教育委員会や教育支援センターに相談すると「本人を連れて来て」という対応に頭を抱えて保護者だけがお越しいただいております。
学校に不登校になってしまった子どもを連れて行こうと思っても、実際にはそう簡単にはいきません。
不登校になってしまった子どもの心情や背景、家庭の事情など、一人一人の状況は異なります。
しかし、学校や関連する機関との関わりで感じる困惑や不安、それは多くの保護者が共有する共通の悩みです。
当会はそんな皆様の声をしっかりと受け止め、一緒に問題解決への道を探して参ります。
皆様の背中を支える存在として、どんな時も傍にいたいと思っています。
そのため、毎月保護者同士が集まれる場として、ピアサポーター会を開催しております。
こちらは、在校生の保護者は勿論、不登校・引きこもりで悩んでいる保護者の方も参加できる会となっております。
スタッフとの個別相談も実施しております。
ご案内できる枠に限りがございますのでお早めにご相談いただくとよろしいかと思います。

不登校の定義と長期不登校の特徴


不登校の子供たちは年々増加し続けており、その数は9年連続で過去最多を更新しています。
この背景には、教育現場の先生方が日常業務で多忙を極める中、生徒の不登校やいじめといった問題に手が回らないという状況が見受けられます。また、国や文科省も有効な対策を打ち出すことが難しい状態が続いています。

不登校の定義


文部科学省の調査に基づき、不登校児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義されています。
長期不登校の特徴 90日以上の不登校を長期不登校と定義します。驚くべきことに、不登校の子供たちの中で、55%がこの長期不登校に該当しています。長期にわたり学校を欠席する子供たちは、次第に学校への適応力を失っていく傾向があります。
その結果、社交的なスキルが低下し、自己肯定感が低下し、将来に対する不安感が増加します。不安に感じているのであればまだマシです。
長期不登校が続き全て放り投げて諦めるようになる子も非常に多いのが長期不登校の怖いところです。我々はこうなっている子どもたちを不登校という区分ではなく引きこもりと区分しています。
お子さんが引きこもりになっている可能性はありませんか?

不登校の主な原因


不登校に至る背後には、さまざまな要因や背景が存在します。以下に、主要な原因や背景を挙げ、詳細に触れます。
1. 生活習慣の乱れ
当会への相談の多くが昼夜逆転の生活を送っています。
規則正しい生活習慣の乱れは、学校生活を適切に送る上での大きな障壁となります。
2. ゲームやインターネットの過度な使用
ゲームやスマホ中毒・ネット中毒は、不登校の大きな原因の一つとして挙げられます。
特に、スマホやネット依存が深刻になると生活が大きく乱れたり、リアルな人間関係を築くことが難しくなる場合があります。
3. コロナの影響
コロナウイルスの拡大に伴い、学校が休校となったことで、家での悪習慣が定着してしまった家庭も少なくありません。
休校中に培った不規則な生活やゲーム、SNSの使用が、学校再開後も続いているケースが増えています。
4. いじめや人間関係のトラブル
クラスメートや友人との間のいじめや人間関係のトラブルも、不登校の原因として深刻です。更には、いじめや人間関係のトラブルを頑なに言わない(言えない)ので原因がいつまで経っても分からないということも多いのです。
5. 精神的・身体的な健康問題
不安や鬱、身体的な不調など、健康面での問題が学校生活に影響を及ぼすことがあります
6. 学業のプレッシャー
学力へのプレッシャーや、学習障害などが背景にある場合もあります。また、親のプレッシャーも感じてストレスが悪化し不登校にというケースもあります。
7. 家庭の環境
家庭内の問題や親子関係の悪化などが、子供の学校生活に悪影響を及ぼすこともある。
上記の問題は複合することも多いです。
例えば、4の人間関係のトラブルから不登校気味になり、7の家庭の問題で親にも相談できずに2のゲームにのめり込むなど。

引きこもりの定義 特徴


厚生労働省によると、引きこもりとは、様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指します。この定義において、他者と交わらない形での外出をしていても、引きこもりとみなされます。
当会における引きこもりの特徴
1.昼夜逆転の生活リズム
2.自室に引きこもり姿を見せない
3.親や家族とのコミュニケーションの欠如
4.お風呂に入らない、不潔な生活習慣
5.髪の毛や爪を伸ばし放題にする
6.室内を暗く保ち、カーテンを常に閉め切る
7.ゲームやスマホに過度に没頭
8.食事量の減少や食の偏り
人は居場所が無ければ、引きこもります。
文部科学省の統計によれば、長期不登校に陥っている子供の55%が上記の当会が挙げる引きこもりの特徴を示しています。
このことから、長期不登校の子どもは引きこもりのリスクが非常に高いことが伺えます。
この統計を踏まえて、不登校の子どもたちやその保護者に対して、早期の介入や適切なサポートが必要となります。
不登校から引きこもりへの移行を未然に防ぐための取り組みが、今後さらに重要となってくるでしょう。
学校にも教育支援センター、フリースクールにも行かない子は居場所がありません。
居場所が無くなれば、引きこもる可能性が高くなるため、保護者の皆様はご注意ください。

まとめ


不登校や引きこもりは、子どもたち誰しもがなり得る深刻な問題の一つです。
しかし、背後には様々な不安や問題が隠れています。これらを理解し、適切に対応することが重要です。
当協会はこれまで多くの子供たちの問題解決をサポートしてきました。
保護者の皆様へ、お子様の状況を理解し、一緒に向き合い、必要なサポートを提供することが最も効果的です。

前へ戻る

  • 入学相談予約
  • オンライン入学相談
  • 資料請求

学習等支援施設からのお知らせもっと見る

在校生・卒業生の声もっと見る

首都圏エリア
東北エリア
東海エリア
甲信越エリア
近畿エリア
中国エリア
九州エリア
ネット指導制