肉汁たっぷりハンバーグ、BL大好き、人工知能。
池袋サンシャインキャンパス「わたし『ふ』なんです」
頭の中をさまざまな「ふ」の字がよぎる。
「不」「負」「夫」「腑」「婦」「赴」
「あー、ハンバーグに入れるやつね」
「ちがいますよー、もーわかってるくせに」
「たぶん、腐女子?」
「それ。秘密ですよ。。。でもハンバーグに入れるって?」
「それは『麩』。わかりにくかったですね」
「ハンバーグにお麩を入れるんですか?」
「それ、秘密ですよ・・・」
池袋にある鉄板焼きの店。
年に数回、行く程度のたいした客じゃないけれど、
10年以上前の開店時から行っていることから、
オーナーも従業員の方々も、
私にいろいろ教えてくれる。
5年ほど前、ランチにしかないハンバーグが旨かった。
普段は夜に行くので、ハンバーグは初めて。
「このハンバーグ旨いなあ。ウチじゃこうはできないなあ」
「鉄板のすごいところは、お肉を乗せても温度が下がらないところです。フライパンじゃこうはいきません」
「そっかあ」
「でも肉汁たっぷりにすることはできますよ」
「え?なになに?教えて」
「秘密です」
「秘密かあ。じゃしょうがない。独り言(ひとりごと)つぶやいてくれればいいや」
「独り言ですかあ。。。じゃあ、ふ」
「ん?」
「ふ」
「ふ?」
「ふ」
「え?麩?」
「麩」
「麩かあ。たしかに麩なら肉汁を吸い取ってお肉の間に閉じ込めるね。すごいなあ」
麩は小麦粉からグルテンを取り出して乾燥させたもの。
ふつうに考えると、ハンバーグと麩の組み合わせは出てこない。
考えた人、すごい。
発想の壁をとりはらい、偏見をなくして、頭を柔らかくして、
あらゆる実験をしての、麩だったに違いない。
料理には特許や著作権がないから、
真似されても文句はいえない。
秘密なんて手品の種明かしと同じ、
聞いてしまえばなんてことない。
でも、どうしたらハンバーグを肉汁たっぷりにできるか、
必死に考えた人たちがいたんでしょうね。
秘密だった「ハンバーグに麩」も、今では知られるようになった。
クックパッドで紹介した人がいるからだろう。
料理に関して、秘密を守ることはムズカシイらしい。
しかし、そのおかげで、私たちは旨いハンバーグに喜びを感じることができる。
発想の壁をとりはらい、偏見をなくして、頭を柔らかくすることは、
新しい発見をするために必要なことなんだ、と思う。
腐女子であることは、今はまだ秘密にしたいことかもしれないけれど、
人が人を思うカタチにはいろいろある、ということ。
多くの人が発想の壁をとりはらい、偏見をなくして、頭を柔らかくすれば、
今はまだ人が偏見をもつような表現がアートになることを発見することになるだろう。
そんな例えはいくらでもある。
①ビートルズは不良の音楽だった。
②浮世絵はチラシや雑誌に近いもので芸術ではなかった。
③漫画を読む大学生は馬鹿あつかいされた。
世の中に広く受け入れられるものが最初に登場するときは、
たいてい、悪い偏見をもたれるものだ。
人間の知能が人工知能に追い越されるというニュースが多いが、
私たちが再確認するべきことは、
人間にしかできないことではないだろうか。
その代表的なものは、新しい発見であるように思う。
同じようなことを正確に繰り返すことは
プログラムやロボットには勝てないだろう。
人間は新しい問題の解決を求められるようになる。
新しい発見こそ、価値あるアイディアに違いない。
新しい発見は、発想の壁を越え、偏見を戒めることから始まる。
偏見には常に敏感でありたいものだ。
「それ、ホントに正しいの?」と問い続けることは、
新しい発見をするために、かなり大事な要素と言えまいか。
「ふ」の一文字が、ハンバーグと腐女子を結び付けて、
人工知能に負けない人間像にまで想像を広げることとなった、
思いがけず充実?した雨の休日の朝。
おはようございます。
あらゆる発想の壁をとりはらって、
通信制を活かせることができる転入学希望の方、
入学相談は15日までに。。
あと12日。
2019年3月3日(日)
鹿島学園・鹿島山北高等学校連携施設
池袋サンシャインキャンパス
原宿表参道シティーキャンパス
渋谷駅東口シティーキャンパス
新宿駅西口シティーキャンパス
崎山潤一郎
