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2020.12.15 お勉強ネタ

「文章は出来るだけ短く切ろう!」【視聴票の書き方(4)】

視聴票を書くのに困っている人へ(4)~文章の型(パターン)編04~

こんにちは藤沢キャンパスの三木です。
視聴票を書くときに「どう書いたらいいかわからない」と、困っている人が結構多いと思います。
数回に渡ってそうした人へのヒントのようなものをお伝えしようと思います。

今回は、
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「文章は出来るだけ短く切ろう!」
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です。

文章作成の迷路にはまってしまうパターンとして、一つの文を長く続けすぎて訳が分からなくなるというものがあります。ありがちなのは接続助詞をつなげて際限なく文章が続くパターンです。

「私はせんべいが好きなのですが、自分が好きなタイプの固くて厚めのせんべいが近所に売っていないので、仕方なく大きい街に買い出しに行かなくてはならないため、出費がかなり嵩みますが、お祖母ちゃんが同じように好きなので、お小遣いとあわせていつも多い目に予算をくれるので、喜んで買いに行きます。」


この例で文章をできるだけ短く切るとどうなるでしょうか。

「私はせんべいが好きです。なかでも、固くて厚めのせんべいが好きです。しかし、そのタイプは近所に売っていないので、仕方なく大きい街に買い出しに行かなくてはなりません。出費がかなり嵩みます。しかし、お祖母ちゃんが同じように好きなので、お小遣いとあわせていつも多い目に予算をくれます。だから私は喜んで買いに行きます。」

こんな感じです。
一般的に接続助詞(~ので、~が)で繋がれた述語を一旦終止形にして文を切り、必要ならば接続詞(だから、しかし)に置き換えてみるという作業をすると実現できます。


目安としては、一つの文の中に主語・述語の組を一つ、多くても二つくらいに収めるように、文章を短くしていくのがよいでしょう。(この例だと「それは近所に売っていないので、仕方なく大きい街に買い出しに行かなくてはなりません。」くらいはアリ。ただこれも「それは近所に売っていません。ですから仕方なく大きい街に買い出しに行かなくてはなりません。」というように切ることも可能。)


おそらく、いい意味で論理構成をしっかりしなきゃと思い、思いついた文章を接続助詞でつなぐのだけれど、どこで切ればいいか迷ってグダグダになるということなのでしょう。だから逆に「できるだけ文を短く切っていく」ということを心掛けるだけで、文章運びは軽やかになると思います。ぜひためしてみてください。


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