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不登校からフリースクール、通信制高校を卒業するしらつかくんの答辞 ―6年間の軌跡―

お知らせ KG高等学院 水道橋

不登校からフリースクール、通信制高校を卒業するしらつかくんの答辞 ―6年間の軌跡―

しらつかくんは小学生の頃から人見知りが強く、家庭環境などの影響で大人を敵視していました。

ストレスから暴力や授業の無断離脱を繰り返し、中学生になってからはそれもできなくなり、ストレスを抱えたまま孤立していきました。


ある日、感情が限界を超えて同級生に暴力を振るってしまったことをきっかけに、強い罪悪感と家庭の悪化が重なり、不登校・ひきこもりの状態になりました。

疲れ果てていたしらつかくんのもとへ、高卒支援会のスタッフが家庭訪問に来ました。しかし当初の警戒心は相当なもので裸足で外へ逃げたり、浴室に立てこもったり家の屋根に登って逃げるほどでした。

そんなしらつかくんに根気強く関わり続けたのが、当時大学生インターンで高卒支援会OBだった小柴です。

屋根まで追いかけ、2週間に1回、車で2時間以上かけて、一言も話さないしらつかくんのもとへ通い続けました。

その積み重ねがやがて信頼へと変わり、一緒に映画を観たり、普通に会話ができるようになっていきました。


「暗い子しかいないだろう」と思って初めて通った高卒支援会の教室は、普通の学校より騒がしいくらい明るい場所でした。戸惑うしらつかくんに、当時中学生だったいおり先輩・荒木先輩・さしみ先輩、高校生の坂田先輩、そして竹村先生、根本先生、大倉先生方がトランプの大富豪に誘ってくれ、自然に馴染めるよう気にかけてくれました。


生活改善合宿やさまざまな企画への参加を通じて、高卒支援会はしらつかくんにとって本当の居場所になっていきました。

高校生になったしらつかくんは居酒屋でアルバイトを開始。

多くの大人と関わる中で視野が広がり、「あの頃の自分は間違っていた」と過去の行動を振り返ることができるようになりました。家族との言い争いも自然と減っていきました。


高校3年生では先輩の卒業に不安を感じながらも、同級生の鈴木くん・じんくん・はるとくんや後輩たちが支えてくれたことで、孤立せずに過ごすことができました。


答辞の中でしらつかくんは、竹村先生・根本先生・大倉先生・岡安さんへの感謝とともに、家族への思いを真っ直ぐに伝えました。

不登校・ひきこもりの時期も、不安を抱えながら毎日仕事に行き、支え続けてくれた家族のおかげで、今日という日を迎えられた。

そう語るしらつかくんの姿は、会場にいた全員の胸に響くものでした。


屋根の上まで逃げていた少年が、卒業生代表として壇上に立つ。6年という年月の重みと、関わり続けることの力を、しらつかくんの答辞はあらためて教えてくれました。

ご卒業おめでとうございます!!

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