引きこもり解決には『一人暮らし』が最短ルート?環境を変えるべき納得の理由
お知らせ KG高等学院 水道橋
不登校や引きこもりの相談では「本人の意思を待つべきか、それとも環境を動かすべきか」という悩みを持つ保護者様からのご相談を受けます。
高卒支援会の視点から、なぜ引きこもり解決の糸口として「一人暮らし(自立に向けた環境の変化)」が有効なのか、その理由をブログ形式でまとめました。
「いつか自分から動き出してくれるはず……」 そう信じて見守り続け、気づけば数年が経過していた。
これは、引きこもりのお子さんを持つご家庭で決して珍しくない状況です。
しかし、厳しいようですが、「今の環境で生きていける」という安心感がある限り、引きこもりから脱却するのは非常に困難です。
今回は、なぜ「一人暮らし」という環境の変化が、引きこもり解決の特効薬になり得るのかを解説します。
1. 「甘えられる環境」が変化を阻害する
家にいれば、食事が出てき、洗濯物が片付き、光熱費の心配もありません。
親御さんの愛情ゆえのサポートが、皮肉にも「今のままでいい」という現状維持のバイアスを強化してしまいます。
引きこもりの環境が完成してしまっている場合、本人の努力だけでそこから抜け出すのは、重力に逆らって飛び上がるようなエネルギーが必要です。
2. 「生きるための実感」を取り戻す
一人暮らしを始めると、すべての家事が「自分の仕事」になります。
- ゴミを出さなければ部屋が汚れる
- 買い出しに行かなければ食べるものがない
- お金を管理しなければ生活が止まる
こうした「生きるための最低限のハードル」を一つずつ越えていくプロセスこそが、失われていた自信や、社会と接点を持つ必要性を生み出します。
3. 親子の共依存を解消する
引きこもりが長期化すると、親御さんも「どう接すればいいか分からない」という不安から、本人に気を使いすぎてしまう共依存状態に陥りがちです。
物理的な距離を置くことで、親御さんは自身の生活を取り戻し、本人も「親の目」というプレッシャーから解放されます。この「適切な距離感」が、お互いの精神的な自立を促します。
高卒支援会が大切にしていること
もちろん、いきなり縁もゆかりもない場所に一人で放り出すわけではありません。
大切なのは、「環境を変える(一人暮らし)」と「孤立させないサポート」をセットにすることです。当会では、ウィークリー・マンスリーマンションでお試しをして訪問支援を組み合わせ、本人が「自分で自分を管理できている」という手応えを感じられるよう伴走します。
「環境を変える」ことは、突き放すことではなく、本人が新しい自分に出会うための舞台を用意することなのです。
